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映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(お薦め度★★★)

時系列での「スター・ウォーズ」シリーズの最初の物語です。 主役は言わずとしれたダース・ベイダーの幼少期となるアナキン・スカイウォーカーです。素直で可愛らしい少年ですね。 キリスト教に倣ったのか、イエス・キリストのように処女受胎で生を受けていました。しかも、フォースが並外れて強いという人物です。子ども時代の彼の活躍が随所で見られますが、あまりに突拍子もなく凄いので話としては引きます。 オビ=ワンの師匠クワイ=ガン=ジンを演じるのがリーアム=ニーソンですが、本作のみの登場であっけないので物足りなさがあります。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Star Wars Episode I: The Phantom Menace 制作年:1999 制作国:アメリカ 内容時間(字幕版):137分 <スタッフ> 監督・製作総指揮・脚本:ジョージ=ルーカス 製作:リック=マッカラム 撮影:デヴィッド=タッターサル 音楽:ジョン=ウィリアムズ SFX:ILM 第2班監督:ロジャー=クリスチャン <キャスト> オビ=ワン=ケノービ:ユアン=マクレガー クワイ=ガン=ジン:リーアム=ニーソン パドメ=アミダラ:ナタリー=ポートマン アナキン=スカイウォーカー:ジェイク=ロイド メイス=ウィンドゥ:サミュエル=L=ジャクソン パルパティーン:イアン=マクディアミッド ダース=モール:レイ=パーク C-3PO:アンソニー=ダニエルズ R2-D2:ケニー=ベイカー 侍女サーベ:キーラ=ナイトレイ <イントロダクション> スター・ウォーズ(SW)」旧3部作の後に作られた新3部作の第1作で、「SWサーガ(大河物語)」の第1エピソード。エピソード6の16年後に完成して、当時話題に! エピソード4~6からなる旧3部作の後、時代を過去にさかのぼって新たに前日譚を描いたのが、エピソード1~3からなる新3部作。エピソード6が作られてから16年ぶりの「SWサーガ」の新作ということで公開当時、後にルークとレイアの父親、そしてダース・ベイダーになるアナキンの成長と堕落を描くという新3部作の展開も大きく注目を集めた。ちなみにG・ルーカスが監督したのがエピソード4以来、22年ぶりというのも話題の的に。ルーカス監督は当時、CGの進化を受け、シリーズの再発進を決断したという。 <放送内容> 遠い昔

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(お薦め度★★★)

  「スター・ウォーズ」シリーズの完結編です。 戦闘シーンは盛り沢山なのですが、全般的に軽くてシリーズ最終作品としては物足りなさがありました。 レイが覚醒したフォースも期待したほどの有り難みがありません。 最終対決の場面は、話が良くわかりません。ラスボス自身が自分を殺させようとする能書きは意味不明でした。 シリーズ完結までに42年が経過したのですが、それほどの感慨にふけることも無く完了しました。 ディズニーに移ってのラストは、可もなく不可もなしといったところでしょう。 以下、公式サイトから引用。 <作品データ> 原題:Star Wars: The Rise of Skywalker 製作年:2019 製作国:アメリカ 内容時間:142分 <スタッフ> 監督:J.J.エイブラムス キャラクター原案:ジョージ=ルーカス 脚本:J.J.エイブラムス、クリス=テリオ 製作:J.J.エイブラムス、キャスリーン=ケネディ(p.g.a.)、ミシェル=レイワン(p.g.a.) 製作総指揮:カラム=グリーン、トミー=ゴームリー、ジェイソン=マクガトリン 撮影監督:ダン=ミンデル(ASC,BSC) プロダクション=デザイン:リック=カーター、ケヴィン=ジェンキンス 編集:メリアン=ブランドン(ACE)、ステファン=グルーブ 衣装:マイケル=カプランクリーチャー 特殊効果:ニール=スキャンラン 視覚効果スーパーバイザー:ロジャー=ガイエット 視覚効果&アニメーション:インダストリアル=ライト&マジック 音楽:ジョン=ウィリアムズキャスティング:ニナ=ゴールド(CSA,COG) <キャスト> レイ:デイジー=リドリー カイロ=レン:アダム=ドライバー フィン:ジョン=ボイエガ ポー=ダメロン:オスカー=アイザック C-3PO:アンソニー=ダニエルズ チューバッカ:ヨーナス=スオタモ ランド=カルリジアン:ビリー=ディー=ウィリアムズ ルーク=スカイウォーカー:マーク=ハミル レイア=オーガナ:キャリー=フィッシャー <イントロダクション> スカイウォーカー家の“愛と喪失”を描いた「スター・ウォーズ」完結編 かつて銀河に君臨していた祖父ダース・ベイダーに傾倒し、その遺志を受け継ぐべく、銀河の圧倒的支配者へと上り詰めた、スカイウォーカー家の一人でもあるカイロ・レン。そして、伝説のジェダイ、ルー

映画『スターシップ・トゥルーパーズ』(お薦め度★★★)

24年前の宇宙を舞台にしたSFです。今観ると流石にVFXはB級臭が漂いますが、結構楽しめます。 ポール=ヴァーホーヴェン監督の作品だったとは知りませんでした。映画好きと言っている割に駄目ですね>俺。 主人公のキャスパー=ヴァン=ディーンとヒロインのデニース=リチャーズは、典型的な米国の美男美女でした。 宇宙大戦争の設定ながら、青春もののストーリーも絡み、ほろ苦さを感じさせる物語です。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Starship Troopers 制作年:1997 制作国:アメリカ 内容時間:130分 <スタッフ> 監督:ポール=ヴァーホーヴェン 製作:ジョン=デーヴィソン、アラン=マーシャル 脚本:エド=ニューマイヤー 撮影:ヨスト=ヴァカーノ 音楽:ベイジル=ポールドゥリス SFX:フィル=ティペット 特殊メーク:ケヴィン=イェーガー <キャスト> ジョニー=リコ:キャスパー=ヴァン=ディーン ディジー=フローレス:ディナ=メイヤー カルメン:デニース=リチャーズ エース:ジェイク=ビジー カール:ニール=パトリック=ハリス ザンダー:パトリック=マルドゥーン ジム:クランシー=ブラウン ジーン=ラスチャック:マイケル=アイアンサイド <イントロダクション> R・A・ハインラインの名作SF小説「宇宙の戦士」を「ロボコップ」「氷の微笑」の鬼才P・ヴァーホーヴェン監督が映画化。若い兵士たちが異星の生物と凄絶な死闘を展開! 若き兵士たち(トゥルーパーズ)の死闘を、凄絶なアクション、大スケールのVFXシーンの満載で描き、見応え満点。原作は兵士たちが着るロボット状戦闘服“モビル・スーツ”が有名だが、本作品はあえてそれらを排し、生身の兵士が戦場で闘う姿に迫り、SFというより戦争映画に。あっけなく死んでいく最前線の兵士のむなしさに迫ったヴァーホーヴェンらしいシニカルな視点が光る。3000匹以上のエイリアンが大地を覆い尽くす場面は、息をのむほどショッキングだ。出演陣の多くがTVの青春ドラマ出身なのも皮肉。 <放送内容> 時は未来。地球連邦と異星生物“アラクニド=バグズ”は戦争状態に陥っており、高校を卒業したばかりの少年ジョニー・リコは、宇宙軍入隊を目指すカルメンを追って、自身も志願して入隊。厳しい訓練を経て、“アラクニド=バグズ”をその本星で掃討

映画『ANNA/アナ』(お薦め度★★★★★)

女スパイのバイオレンスアクションです。しかも、男前なエロティック満載です。 リュック=ベッソン監督は流石です。幾重にも練り込んだ設定で見事な脚本です。 アクションシーンは物凄いです。男性が主役のスパイものを凌駕する殺陣の連続でした。 二股の恋愛を絡めながらも、スッキリとした余韻が残ります。 ヒロインの サッシャ=ルスは初顔ですが、とてつもなく美人に見えたり、全くの十人並みに感じられたり不思議な存在感です。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Anna 制作年:2019 制作国:フランス・アメリカ 内容時間:119分 <スタッフ> 監督・脚本:リュック=ベッソン 製作:リュック=ベッソン、マーク=シュミューガー 撮影:ティエリー=アルボガスト 音楽:エリック=セラ <キャスト> アナ:サッシャ=ルス アレクセイ=チェンコフ:ルーク=エヴァンス オルガ:ヘレン=ミレン レナード=ミラー:キリアン=マーフィ ぺーチャ:アレクサンドル=ペトロフ <イントロダクション> 人気監督L・ベッソンが、新たな“戦うヒロイン”の激闘を描いたスパイアクション。美しくタフなヒロイン、アナ役はモデル出身の美女S・ルス。後半の意外な展開も見もの。 「ニキータ」「レオン」「ジャンヌ・ダルク」など、“戦うヒロイン”が好きなベッソン監督らしい、女性スパイが主人公のサスペンスアクション。前半が「ニキータ」とやや似ているとはいえ、後半に意外な展開が待ち受けるのは大きな見もの。主人公アナ役はロシア出身のモデルでベッソン監督の「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」で俳優デビューしたルス。178センチメートルという身長でアクションを盛り上げる。「ワイルド・スピード」シリーズのオーウェン役のL・エヴァンス、名女優H・ミレンなど共演陣も充実。 <放送内容> 1990年、モスクワ。女子大生アナはスカウトされてパリでモデルになるが、暗殺者という裏の顔があった。3年前、恋人と荒んだ暮らしをしていたアナは心機一転しようとソ連海軍に志願したが、そこでKGBのアレクセイに目を付けられ、工作員になる道へ。1年の訓練を経て、アナは女性の上官オルガのもとで暗殺などの困難なミッションに挑む工作員になった。そして現在、アナはモデルの仕事と暗殺者の任務の両方をこなすが……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『ある天文学者の恋文』(お薦め度★★)

設定が作り込みすぎて引きます。 死んだ恋人が、教え子であったヒロインをメールや動画、SNSで死後に指導するという厚かましい内容です。 なんと『ニュー・シネマ・パラダイス』の ジュゼッペ=トルナトーレ監督だったのですね。鑑賞後レビューを書くことで知りました。 天文学と超ひも理論、ヒロインのトラウマと小難しく結びつけた退屈な作品でした。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:La corrispondenza 制作年:2016 制作国:イタリア 内容時間:122分 <スタッフ> 監督・脚本:ジュゼッペ=トルナトーレ 製作:イザベラ=コクッツァ、アルトゥーロ=パーリャ 撮影:ファビオ=ザマリオン 音楽:エンニオ=モリコーネ <キャスト> エドワード=フィーラム教授:ジェレミー=アイアンズ エイミー=ライアン:オルガ=キュリレンコ ヴィクトリア:ショーナ=マクドナルド オッタヴィオ:パオロ=カラブレージ アンジェラ:アンナ=サヴァ エイミーの母親:イリーナ=カラ <イントロダクション> 「ニュー・シネマ・パラダイス」のG・トルナトーレ監督が、O・キュリレンコ、J・アイアンズをキャストに迎えたラブストーリー。ヒロインは恋人の天文学者を失うが……。 「ニュー・シネマ・パラダイス」から始まった、監督トルナトーレ×音楽E・モリコーネの名コンビが新たに生んだラブストーリー。主演のアイアンズとキュリレンコが実際に共演する場面は冒頭のみで、以降はアイアンズ演じる教授が残した映像や手紙に、キュリレンコ演じるエイミーがリアクションしていくという手法で物語が進む。キュリレンコが映像を見、手紙を読んでいくことで、恋人を亡くしたエイミーの喪失感がより深く浮かび上がる。ヒロイン役をほぼひとり芝居で演じ切ったキュリレンコの女優魂が見どころだ。 <放送内容> 著名な天文学者フィーラムと教え子のエイミーは秘密の恋を謳歌していた。そんな彼女のもとに突然フィーラムの訃報が届く。彼が亡くなった現実を受け止められないエイミーだったが、彼女のもとには次々とフィーラムからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメール、プレゼントが送られてくる。フィーラムが残した謎を解き明かすため、エイミーは彼が暮らしていたエディンバラや、ともに過ごしたサン・ジュリオ島を訪ねてみるが……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『日の名残り』(お薦め度★★★)

映画として重厚でよく出来ています。編集も秀逸です。 アンソニー=ホプキンスとエマ=トンプソンの共演は見事でした。 しかし、主人公の生き方に全く共感できません。執事としての仕事に生きる姿勢は理解出来ません。外面だけで人生に失敗しています。 長崎県出身の日系イギリス人小説家であるカズオ・イシグロの小説が原作ですが、世界観は重厚ですが、日本らしさを感じることが出来ません。特に父と子の関係が日本人からすると違和感だらけでした。 ノーベル賞文学賞受賞で日系と日本のマスコミこぞって紹介しましたが、英国人小説家と考えたほうが納得できます。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:The Remains of the Day 制作年:1993 制作国:アメリカ 内容時間:135分 <スタッフ> 監督:ジェームズ=アイヴォリー 製作:イスマイル=マーチャント、マイク=ニコルズ、ジョン・キャリー 脚本:ルース=プラワー=ジャブヴァーラ 撮影:トニー=ピアース=ロバーツ 音楽:リチャード=ロビンス 編集:アンドリュー=マーカス 衣装:ジェニー=ビーヴァン <キャスト> スティーヴンス:アンソニー=ホプキンス ミス=ケントン:エマ=トンプソン カーディナル:ヒュー=グラント ダーリントン卿:ジェームズ=フォックス ルイス:クリストファー=リーヴ ウィリアム:ピーター=ヴォーン <イントロダクション> 2017年度ノーベル文学賞を受賞した英国人作家、カズオ・イシグロによる同名小説を、「眺めのいい部屋」の名匠J・アイヴォリー監督が華麗に映画化した、大人のドラマ。 イシグロが1989年に発表した同名小説が原作。英国の上流家庭を舞台に、仕事に忠実な執事と彼が愛した女性との繊細な関係を、華麗かつ重厚な演出で描写。アイヴォリー監督が前年に発表した「ハワーズ・エンド」のA・ホプキンスとE・トンプソンというオスカー俳優2人を再びキャストに迎え、アイヴォリー作品の常連スタッフが集った中、アイヴォリーは密度の濃い演出を披露。第66回アカデミー賞8部門ノミネートやキネマ旬報ベスト・テン第7位などの好評を博し、東京地区公開は20週続く大ヒットを記録した。 <放送内容> 1958年、オックスフォード。ある貴族の屋敷でずっと働いてきた老執事スティーヴンスだが貴族が亡くなった後、屋敷は米国人の富豪ル

映画『わたしを離さないで』(お薦め度★★)

設定の異様さで物語が全然入ってきません。 SFでありながら、過去の時代設定のため、違和感だらけで馴染めませんでした。 オリジナルとコピーという対比が説明不足で、ノーベル文学賞のカズオ・イシグロの世界観について行けません。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Never Let Me Go 制作年:2010 制作国:イギリス・アメリカ 内容時間:104分 <スタッフ> 監督:マーク=ロマネク 製作総指揮:カズオ=イシグロほか 製作:アンドリュー=マクドナルド、アロン=ライヒ 脚本:アレックス=ガーランド 撮影:アダム=キンメル 音楽:レイチェル=ポートマン <キャスト> キャシー:キャリー=マリガン トミー:アンドリュー=ガーフィールド ルース:キーラ=ナイトレイ エミリー:シャーロット=ランプリング ルーシー:サリー=ホーキンス <イントロダクション> 2017年度ノーベル文学賞に輝いたカズオ・イシグロによる同名小説を映画化した青春ラブストーリー。外界から隔絶した寄宿学校で育った男女3人を待ち受ける運命を描く。 1989年発表の「日の名残り」で英国の権威ある文学賞、ブッカー賞に輝いた、日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロだが、本作は2005年にイシグロが発表した同名小説を映画化。田園地帯の寄宿学校で淡々と進む物語に配された強烈な違和感が、やがて明らかになる衝撃やあまりに切ない運命などを経て深い余韻に変わる秀作だ。「17歳の肖像」のC・マリガン扮するヒロインを中心に、「沈黙-サイレンス-」「ハクソー・リッジ」のA・ガーフィールド、「つぐない」のK・ナイトレイという人気スター陣が共演。 <放送内容> 英国の田園地帯。のどかだが外界から隔絶されたこの土地に立つ寄宿学校ヘールシャムは、生徒たちを厳重に管理する奇妙な学園だ。ここで学ぶキャシーとトミー、そしてルースの3人は幼いころからいつも一緒の親友同士。キャシーはひそかにトミーに想いを寄せ、トミーもまたキャシーに好意を抱いているように思えたが、内気な彼女は自分から気持ちを伝えることができず、いつしかトミーは積極的なルースと恋仲になってしまい……。 <鑑賞チャネル> WOWOW