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ライブ「清水ミチコ BEST LIVE 2021~GoTo 武道館 with シミズ~」

  コロナ禍での武道館は見事でした。 清水ミチコの勇気に賞賛を送ります。 密を避けるために、座席を1つ空けての半分で行っていました。歓声は禁止で、拍手のみという制約が徹底されていました。 小池都知事のモノマネからスタートしており、全体的にモノマネが充実していました。お客さんに拍手をたびたび要求するMCは抜群でした。 共演者はインドの太鼓のタブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)、そして清水の実弟であるイチロウが登場しています。 エンディングでは、持ちネタのモノマネを一挙に大放出していました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <収録日・収録場所> 2021年1月2日/東京 日本武道館 <出演> 清水ミチコ 他 <放送内容> 年末年始の風物詩がかえってきた! 旬な時事ネタ、ピアノ弾き語りはもちろん、おなじみ「作曲法」は新作を含めたSPECIAL版で披露。まさに“ベスト盤”ライブ。 2013年開催の「国民の叔母・清水ミチコの『ババとロック』 in 日本武道館」からスタートし、もはや年末年始の風物詩となっている清水ミチコの東京・日本武道館でのライブ。2021年1月2日(土)に開催される、彼女にとって7回目となる公演の模様をお届け! 今回の公演は、旬な時事ネタ、ピアノ弾き語りはもちろん、ファンにはおなじみの“作曲法”を新作も含めたSPECIAL版で披露。清水のものまねレパートリーから厳選された爆笑ネタが並び、まさに“ベスト盤”なライブに仕上がっている。また、毎回観客を楽しませてくれる幕間映像や、気になるゲストにも注目。 2020年は、ステイホーム期間中に自身のYouTubeチャンネルを開設し話題となった清水。家の中にも変わらぬ笑いを届けてくれた彼女の、待望の武道館ライブは必見! <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『怒り』(お薦め度★★★)

予想していた内容とはかけ離れていました。 テーマとなる怒りに全く共感できません。 健全で真っ当な社会正義のそれであってほしかったと思います。 実力のある俳優陣の共演となり見応えはありました。特にLGBT役の 妻夫木聡の演技が優秀でした。大したものです。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2016 制作国:日本 内容時間:142分 <スタッフ> 監督・脚本:李相日 企画:川村元気 撮影:笠松則通 音楽:坂本龍一 <キャスト> 槙洋平:渡辺謙 藤田優馬:妻夫木聡 槙愛子:宮崎あおい 田中信吾:森山未來 田代哲也:松山ケンイチ 大西直人:綾野剛 小宮山泉:広瀬すず <イントロダクション> 渡辺謙を筆頭に、今日の日本映画界を代表するオールスターキャストが豪華に集結。李相日監督が、「悪人」に次いで吉田修一の原作を映画化した衝撃の群像ミステリードラマ。 国内外で数々の映画賞に輝いた「悪人」から6年。原作・吉田修一×監督・李相日が再び強力なタッグを結成。さらには、「許されざる者(2013)」の渡辺謙、「悪人」の妻夫木聡をはじめ、宮崎あおい、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すずなど、今日の日本映画界を代表するトップスターたちが豪華に顔をそろえて、各自、渾身の演技を披露。物語の起点となる夫婦惨殺事件の犯人捜しのミステリーもさることながら、3つの異なる場所で同時並行的に進行する人間ドラマの行く末が、観る者に重い問いを突き付ける。 <作品内容> 夏の暑い盛りに、東京の八王子で若夫婦が惨殺される事件が発生。現場には「怒」の血文字が書き記されていた。逃亡した犯人の行方をつかめぬまま、警察が全国に指名手配してから1年。千葉の漁港で田代、東京の新宿で直人、そして沖縄の離島ではバックパッカーの田中と、3つの相異なる場所で素性のよく知れない3人の男たちが出現。それぞれ周囲の人々と次第に交流を深める中、彼らの間に愛憎と葛藤のドラマが生じるようになる。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『岸辺の旅』(お薦め度★★★)

不思議な物語です。 広義の大人のファンタジーと言えます。 白日夢なのか、幻覚なのか、はたまた黄泉の国を行き来しているのか。ただし、恐怖は無く、ある夫婦の愛情がさり気なく描かれています。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2015 制作国:日本・フランス 内容時間:129分 <受賞歴> 第68回(2015)カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞 <スタッフ> 監督:黒沢清 脚本:宇治田隆史、黒沢清 撮影:芦澤明子 音楽:大友良英、江藤直子 <キャスト> 瑞希:深津絵里 優介:浅野忠信 島影:小松政夫 松崎朋子:蒼井優 瑞希の父:首藤康之 星谷:柄本明 <イントロダクション> 死をも超越した夫婦の純愛を独自のタッチで描き、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、日本人初となる監督賞を受賞。黒沢清監督の新境地を告げた不思議な感動作。 3年間の不在を経て突然帰宅した夫。「俺、死んだよ」とこともなげに告げる彼に誘われ、妻は、死者にはまるで見えない彼と不思議な旅に出ることに…。海外でも多くのファンを持つ現代日本映画界きっての異才・黒沢監督が、湯本香樹実の同名小説をもとに、死をも超越した夫婦の純愛を独自のユニークなタッチで描写。生死の境を超えてごく自然に寄り添い、愛を確かめ合う主役の夫婦を、「私の男」の浅野忠信と「悪人」の深津絵里が絶妙の味で演じ、黒沢監督の新境地を開拓した感動作として、国内外で絶賛を博した。 <作品内容> 夫の優介が不意に失踪してから3年。いまだ心に喪失感を抱えながら、ひとりつましく暮らしていた妻の瑞希のもとへ、ある日突然、優介が帰ってくる。「俺、死んだよ」とこともなげに告げる彼の言葉を、驚きながらも静かに受け入れる瑞希。富山の海で死んだという彼は、瑞希のもとに戻るために長い旅をしてきたと語り、自分が旅をした美しい場所を君にも見せたいと言って、彼女を旅に誘う。かくして2人の不思議な旅路が始まる…。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『Red』(お薦め度★)

脚本が駄目です。 セリフにリアリティがありません。 編集も悪く、シーンの繋がりが分かりません。 夏帆と妻夫木聡の共演に興味を持ちましたが、これほどがっかりな作品だとは残念です。 携帯電話を持っていながらの、雪国での深夜の公衆電話のシーンはバカバカしくなりました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2020 制作国:日本 内容時間:123分 <スタッフ> 監督:三島有紀子 脚本:池田千尋、三島有紀子 撮影:木村信也 音楽:田中拓人 <キャスト> 村主塔子:夏帆 鞍田秋彦:妻夫木聡 小鷹淳:柄本佑 村主真:間宮祥太朗 ふみよ:片岡礼子 睦夫:酒向芳 村主麻子:山本郁子 村主宏:浅野和之 緒方陽子:余貴美子 <イントロダクション> 島本理生の小説を、夏帆と妻夫木聡の主演で映画化したラブストーリー。家庭を持ち、何不自由なく暮らしていた女性が、かつて愛した男性との再会で心を激しく揺らせていく。 「ファーストラヴ」で直木賞を受賞した島本理生の同名小説を、「幼な子われらに生まれ」や 「ビブリア古書堂の事件手帖」の三島有紀子監督 が映画化。一流企業に勤める夫とかわいい娘に囲まれ、何不自由ない生活を送っていた主婦が、かつて愛した男性との再会を機に、ひそかに抱え込んでいた鬱屈を解放させていく。家庭がありながらも、男性への再燃した想いをとどめることができない主人公の女性を夏帆が熱演、妻夫木との大胆な官能場面にも挑んだ。原作とは異なる結末も見どころ。共演は柄本佑、間宮祥太朗など。 <作品内容> 郊外の一軒家に暮らす主婦の塔子。一流商社勤めの夫とかわいい娘に囲まれ、一見何不自由ない生活を送る彼女だったが、夫の両親からの過度の干渉や夫の無理解で日々鬱屈を重ねていた。そんなある日、夫と出席したパーティーで、塔子はかつて愛した男性・鞍田と偶然の再会を果たし、忘れていた熱い想いを呼び覚ます。やがて鞍田から、彼が社長を務める設計事務所の中途採用の案内が届き、塔子は彼と同じ職場で働き始めるのだが……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『バケモノの子』(お薦め度★★)

物語がよく分かりません。 何をテーマにしたかったのでしょうか。心の闇を消滅させるというのはあまりに陳腐です。 細田守監督の 『サマーウォーズ』 には圧倒され、それを超える作品をずっと期待していますが、未だに登場しません。 新海誠監督が 映画『天気の子』 でみせているように、必ず前作を超える活躍をしているのと比べると、かなり見劣りします。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2015 制作国:日本 内容時間:120分 <楽曲情報> Mr.Children「Starting Over」 <スタッフ> 監督・脚本・原作:細田守 作画監督:山下高明 作画監督:西田達三 美術監督:大森崇、高松洋平、西川洋一 音楽:高木正勝 制作:スタジオ地図 <キャスト> 熊徹:(声)役所広司 九太(少年期):(声)宮崎あおい 九太(青年期):(声)染谷将太 楓:(声)広瀬すず 猪王山:(声)山路和弘 一郎彦(青年期):(声)宮野真守 一郎彦(少年期):(声)黒木華 宗師:(声)津川雅彦 百秋坊:(声)リリー・フランキー 多々良:(声)大泉洋 <イントロダクション> 最新作「竜とそばかすの姫」も期待の細田守監督による長編アニメーション。渋谷とバケモノの世界の2つを軸に、ひとりぼっちの少年と暴れん坊のバケモノの成長と絆を描く。 2021年に最新作「竜とそばかすの姫」の公開と、自身のアニメーション制作会社“スタジオ地図”の10周年を迎える細田守監督。その彼が、現代の渋谷とバケモノたちが棲む並行する世界を舞台に、それぞれ孤独を抱えたバケモノと少年の師弟の絆を綴った、2015年の長編アニメーション。バケモノの熊徹役に役所広司、弟子の九太役に宮崎あおいと染谷将太など、豪華キャストが声優を務めた。冒険と成長、親子愛や淡い恋など、さまざまな要素が詰まったエンターテインメント作となった。 <作品内容> 並行する2つの世界“渋谷”とバケモノたちが住む“渋天街(じゅうてんがい)”。ある時、ひとりぼっちの少年が、強さを求めてバケモノの世界へ行くことを決意する。バケモノの熊徹に弟子入りし、九太という名を授けられた少年は、共同生活と修行の日々の中で、熊徹と時にはぶつかり合いながらも本当の親子のような絆を育んでいく。やがて九太が青年となったある日、渋谷に戻った彼は高校生の少女・楓と出会うのだ

映画『初恋(2019)』(お薦め度★★★)

エロとグロがふんだんに詰まったバイオレンス・ラブストーリーです。 タランティーノのような作風ですね。 流石は 三池崇史監督です。ちょいちょいコミカルなシーンを盛り込んでいて生理的に嫌な印象を残しません。 ヒロインの小西桜子が良いですね。2020年の ドラマ「猫」 で初めて知りましたが、愛らしい目と清楚な雰囲気に惹かれます。薬漬けで借金のかたに身体を売られるというかなりの汚れ役でしたが、堂々と演じていました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2019 制作国:日本 内容時間:116分 <スタッフ> 監督:三池崇史 脚本:中村雅 撮影:北信康 音楽:遠藤浩二 スタントコーディネーター:辻井啓伺 ガンエフェクト:納富貴久男 <キャスト> レオ:窪田正孝 大伴:大森南朋 加瀬:染谷将太 モニカ:小西桜子 ジュリ:ベッキー 権藤:内野聖陽 市川:村上淳 境:滝藤賢一 占い師:ベンガル 組長代行:塩見三省 <イントロダクション> 窪田正孝、大森南朋、染谷将太らが鬼才・三池崇史監督のもとに結集したアクションラブストーリー。若者、アウトロー、刑事らの群像が歌舞伎町でカオスに満ちた激闘を展開。 日本の代表的職人監督として「無限の住人」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」などの大作を手掛けた三池監督だが、アウトローが登場人物の人間模様を描く異端の名手という原点に回帰したのが本作。第72回カンヌ国際映画祭監督週間で初公開されるなどし、世界の熱心な映画ファンを熱狂させた。一見、窪田と小西桜子が演じる若いカップルのラブストーリーでありながら、アジアならではの混沌としたアウトロー群像劇でもあるのが出色で、ほかの出演陣、ベッキーらも激演を見せていて楽しめる。 <作品内容> 東京・新宿の歌舞伎町。若きボクサーのレオはある試合の直後、自身が余命いくばくもないと知る。そんなレオは街角で男性に追われる少女モニカを救うが、レオが倒した相手は悪徳刑事の大伴だった。レオは大伴が落とした警察手帳を拾いつつ、モニカを連れて逃走する。大伴はヤクザの加瀬と組み、ある組織から金になる商品を横取りしようと画策し、モニカを利用しようとしていた。レオとモニカはヤクザたちや大伴らに追われるが……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『二重生活(2016)』(お薦め度★★★)

意外と面白い作品です。 邦画にしては、中身の濃さが際立ちました。 論文のために尾行という方法を用いて、自らがのめり込んでいく様はなかなかのサスペンスでした。 門脇麦が難しい役どころを、見事に演じ切っていました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2016 制作国:日本 内容時間:127分 <スタッフ> 監督・脚本・編集:岸善幸 撮影:夏海光造 音楽:岩代太郎 <キャスト> 白石珠:門脇麦 石坂史郎:長谷川博己 鈴木卓也:菅田将暉 篠原弘:リリー・フランキー 石坂の妻:河井青葉 石坂の愛人:篠原ゆき子 マンションの管理人:烏丸せつこ 劇団員:西田尚美 <イントロダクション> 長谷川博己が変幻自在の演技で、門脇麦と演技合戦を繰り広げるミステリードラマ。論文を書くため、理由なき尾行を始めた女子大学院生が、いつしかそれにのめり込んでいく。 小池真理子の同名小説を、NHKで放送された「開拓者たち」「ラジオ」を手掛けた岸義幸監督が、脚本と編集も兼任して映画化。門脇演じる女子大学院生の珠が、長谷川演じる編集者の石坂の尾行を始めてからの展開がスリリングで、まるでアルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」など、優れたサスペンスを見ているような感覚を味わえる。ある秘密が終盤で明らかになる仕掛けなど、随所に施された凝った演出も見ものだ。珠を尾行という行為に誘う大学教授・篠原役に扮したリリー・フランキーの存在感もすばらしい。 <作品内容> 大学院で哲学を学ぶ珠はゲームデザイナーの卓也と同棲し、平和な日々を送っていた。ある日、珠は教授の篠原から、論文の題材として“哲学的尾行”の実行を持ち掛けられる。論文のためとはいえ、“理由なき尾行”を行なうことになった珠は、試しに近所の家に暮らす編集者の石坂をターゲットに選ぶ。尾行の中で、妻や娘想いだと思っていた石坂の意外な一面を見た珠は胸の高まりを感じ、いつしか尾行という行為にのめり込んでいく。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『一週間フレンズ。』(お薦め度★★★★)

泣きました。 学園ものとしてすこぶる良い作品です。 山崎賢人が良い役者だということを実感しました。今まであまり演技力がある俳優とは思っていなかったのですが、本作の二枚目半の高校生を見事に演じていました。人気があるのは当然ですね。 共演する俳優陣がまた格別でした。親友を演じた松尾太陽の存在感と主人公との距離感は抜群で、幼馴染のクラスメート役の高橋春織の包容力も強く印象に残りました。 ドラマ「全裸監督」 で一躍大ブレイクした森田望智も、嫌味なクラスメートとして登場しています。 村上正典監督作は 映画『電車男』 以来です。終盤での伏線の回収の仕方は見事でした。力量のある監督なのに本作で4作目と作品数が少ないのは意外でした。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2017 制作国:日本 内容時間:121分 <スタッフ> 監督:村上正典 脚本:泉澤陽子 撮影:藤本信成 音楽:やまだ豊 <キャスト> 藤宮香織:川口春奈 長谷祐樹:山崎賢人 桐生将吾:松尾太陽 九条一:上杉柊平 山岸沙希:高橋春織 フミ:伊藤沙莉 井上先生:戸次重幸 <イントロダクション> 葉月抹茶のコミックを映画化、切ない恋を爽やかに描いた青春ラブストーリー。友達に関する記憶を1週間で無くしてしまうヒロインと、彼女を想い続ける男子の恋の行方は? アニメ化や舞台化もされた葉月抹茶のコミックを、2008年の「赤い糸」以来、4本目の劇場監督作となる村上正典が実写映画化。はかなげなたたずまいと表情を見せる役どころの川口春奈と、記憶障害のある彼女に対して笑顔で向き合おうとする役の山崎賢人。ドキドキする恋の楽しさと、心が苦しくなる切なさを体現する2人の好演が光る。物語展開のポイントで登場する伊藤沙莉、戸次重幸といった脇役陣のリリーフぶりもいい。山崎演じる祐樹が漫画好きで、図書室から借りた本に描くパラパラ漫画の使い方も実に巧みだ。 <作品内容> 高校2年生の祐樹はいつもひとりでいる同級生、香織に心を惹かれるように。ある日、祐樹は思い切って香織に“友達になってください”と声を掛けるが、彼女から断わられてしまう。実は彼女には“友人のことを1週間で忘れてしまう”という記憶障害があり、これまで友人を作ることを拒み続けていた。それでも諦め切れない祐樹は彼女のそばにいたいと願い、香織と交換日記を始めて、彼女との

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(お薦め度★★)

  映画技術としては、かなりのレベルです。 しかし、設定が荒唐無稽でリアリティがありません。 アイデアが先行し過ぎたとしか感じられません。 世界規模のベストセラーのために翻訳家が集められますが、その中に日本人が登場しません。中国人に取って代わられています。 国力の低下を如実に感じてしまいました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  原題:Les traducteurs 制作年:2019 制作国:フランス・ベルギー 内容時間:106分 <スタッフ> 監督:レジス=ロワンサル 製作:アラン=アタル 脚本:レジス=ロワンサル、ダニエル=プレスリー、ロマン=コンパン 撮影:ギヨーム=シフマン 音楽:三宅純 <キャスト> エリック=アングストローム:ランベール=ウィルソン カテリーナ=アニシノバ:オルガ=キュリレンコ ダリオ=ファレッリ:リッカルド=スカマルチョ エレーヌ=トゥクセン:シセ=バベット=クヌッセン ハビエル=カサル:エドゥアルド=ノリエガ アレックス=グッドマン:アレックス=ロウザー イングリット=コルベル:アンナ=マリア=シュトルム チェン=ヤオ:フレデリック=チョー テルマ=アルヴェス:マリア=レイチ コンスタンティノス=ケドリノス:マノリス=マヴロマタキス ローズマリー=ウエクス:サラ=ジロドー <イントロダクション> 世界的ベストセラーが約束された小説の一部が出版を前に謎の脅迫者によって流出。犯人は完全隔離で翻訳を進める9人の翻訳家の中にいるのか? 緊張感漂う本格ミステリー。 外出はもちろん、ネットも電話も禁止された中で翻訳作業を進める9カ国9人の翻訳家たち。だが、それをあざ笑うかのように謎の犯人が原稿を少しずつ公開していく……。「ダ・ヴィンチ・コード」で知られる人気作家ダン・ブラウンの新作が出版される際、流出を恐れた出版社が各国の翻訳家を隔離された部屋に集めて作業させたという逸話に着想を得たミステリー。出演は「神々と男たち」のL・ウィルソンをはじめ、「007/慰めの報酬」のO・キュリレンコ、「あしたのパスタはアルデンテ」のR・スカマルチョら。 <作品内容> 全世界が待望するミステリー小説の完結編を世界同時出版するため、9カ国9人の翻訳家が一斉に翻訳を行なうことになった。だが、隔離された屋敷に集められた9人が完全監視下で作業するという

映画『何者』(お薦め度★★)

  主人公に全く魅力がありません。 その理由はラストにわかるのですが、就活をする大学生なのに全く生活感も存在感も無い演出は理解に苦しみます。セリフもリアリティがありませんでした。 SNSによる”心の闇”を表現したかったのはわかりますが、映像化するのは無理だったと思います。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2016 制作国:日本 内容時間:98分 <スタッフ> 監督・脚本:三浦大輔 撮影:相馬大輔 音楽:中田ヤスタカ <キャスト> 二宮拓人:佐藤健 田名部瑞月:有村架純 小早川理香:二階堂ふみ 神谷光太郎:菅田将暉 宮本隆良:岡田将生 サワ先輩:山田孝之 <イントロダクション> 佐藤健、有村架純ら今をときめく若手俳優の共演で、現代の若者の“心の闇”をえぐり出す青春群像劇。就職活動を始めた大学生たち。結果に一喜一憂する彼らの本音とは? 「桐島、部活やめるってよ」などの人気作家、朝井リョウの第148回直木賞受賞作を、「愛の渦」の三浦大輔監督が脚本も担当して映画化。ツイッター、フェイスブック、LINEといったSNSを巧みに登場させ、まるで舞台を見ているような感覚の屋内場面や、さらにクライマックスで実際に舞台を使って見せる三浦演出は、人気演劇ユニット“ポツドール”を主宰する彼の面目躍如だ。佐藤、有村に加え、菅田将暉、二階堂ふみなど、豪華な顔ぶれが見せる心理的な駆け引きは最後まで緊張感があって見応えもたっぷり。 <作品内容> 大学の演劇サークルに全力投球していた拓人、彼がずっと前から片想いをしている瑞月、彼女の元カレで拓人とルームシェアをする光太郎たちが、瑞月の友人で拓人の部屋の上に住む理香の部屋を“就活対策本部”と名付けて定期的に集まる。そこに理香と同棲中の隆良が加わるが、それぞれが抱く想いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。そして、内定をもらった者や“裏切り者”が現われたとき、本音があらわになる。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『サニー/32』(お薦め度★★)

  導入部分では、これは拾い物かと期待しましたが、段々とボロボロになりました。 サスペンスホラーでスタートしたのに、最後はホラーコメディと化してしまいます。 人物設定が甘く、途中から理解不能の展開になりました。ご都合主義的なものではなく、辻褄が合わないストーリーです。 場面が変わるごとに別の作風になって、最後は失笑です。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ>  制作年:2018 制作国:日本 内容時間:111分 <スタッフ> 監督:白石和彌 脚本:高橋泉 撮影:灰原隆裕 音楽:牛尾憲輔 <キャスト> 藤井赤理:北原里英 柏原勲:ピエール瀧 小田武:リリー・フランキー ネット上に現われた2人目のサニー:門脇麦 田辺康博:駿河太郎 春樹先輩:音尾琢真 <イントロダクション> 「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督が元NGT48の北原里英、ピエール瀧、リリー・フランキーらの共演で、男2人に拉致・監禁された女性教師の運命を描いたサスペンス。 「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「孤狼の血」「止められるか、俺たちを」など、型破りで熱い群像劇を得意とする人気監督の白石が、ある女性教師が拉致・監禁されるというダークな物語を、予測不可能な展開の満載で描いた、オフビートな犯罪サスペンス。ネット時代の闇をスパイスにしながらも、既にNGT48からの卒業が決まっていた北原や、白石作品の常連であるピエール瀧やリリー・フランキーらから体当たりの熱演を引き出し、ブラックユーモア満載かつ一触即発というべき高いテンションの異色群像劇に仕立てた。 <作品内容> 冬の新潟のとある町。振るわない日常を過ごす中学校教師、赤理は24歳の誕生日、突然拉致されてしまう。犯人は中年男性2人組、柏原と小田で、彼らは赤理を山奥の廃屋で監禁する。柏原たちは14年前に発生し、ネット上で“犯罪史上最もかわいい殺人犯”と呼ばれた、同級生殺害事件の犯人である小学生“サニー”の“信者”で、赤理を“サニー”に見立て、ネットで新たな“祭り”を起こそうとしていた。赤理は脱出を目指すが……。 <鑑賞チャネル> WOWOW