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ドラマ「松尾スズキと30分の女優」(お薦め度★★★)

それなりに笑えます。松尾スズキと4人の人気女優とのショートコント集です。 WOWOW開局30周年記念の企画ということもあり、結構な予算がかけられています。 吉田羊、多部未華子、麻生久美子、黒木華とは豪華です。 4人ともに人気と実力がある女優ですが、コメディアンヌとして傑出しているのは麻生久美子でした。板についているというか一番笑わせてもらいました。 松尾スズキのシュールさが物悲しい笑いを誘います。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <オンエア情報> WOWOW、2021年3月28日放送。 <スタッフ> 脚本・演出:松尾スズキ 脚本:天久聖一、大谷皿屋敷  <キャスト> 松尾スズキ 吉田羊 多部未華子 麻生久美子 黒木華 伊勢志摩 オクイシュージ 近藤公園 笹岡征矢 地蔵中毒 <イントロダクション> WOWOW開局30周年記念としてお届けするのは、大人計画主宰にして東京・Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督である松尾スズキが、脚本・演出・出演を務めるオリジナルオムニバスコントドラマ。毎回、ひとりの女優と組んで繰り広げられる各話30分の番組を、初回は4話一挙にお届けする! コントの名手として数々の作品を手掛けてきた松尾が描く、“笑い”の世界にいざなわれるのは吉田羊 、多部未華子 、麻生久美子、黒木華(放送順)の4人! さらに、伊勢志摩、オクイシュージ、近藤公園、笹岡征矢、劇団「地蔵中毒」のメンバーと、個性豊かな面々もゲストとして出演。 また、本作品の脚本家としては、松尾スズキのほかに、「バカドリル」の著者としてカルトな人気を誇り、小説家、劇作家、アニメーターなどとして多方面で活躍する天久聖一と、演劇ファン注目の劇団「地蔵中毒」を主宰する大谷皿屋敷の2人が参加。 “笑い”と向き合い続けてきた松尾が、女優の持ち味を最大限に生かしていざなう至極のコントをお見逃しなく。

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(お薦め度★★★★★)

完結しました。 大団円でしょう。 終盤は涙が止まりませんでした。 2021年3月22日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀 「庵野秀明スペシャル」」を観たうえでの鑑賞となりました。 庵野秀明監督が、自身の命よりも作品が大事という作品にかける思いと、終わらせるという最終目的を目指した執念が本作から感じられました。 1995年のTVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」から四半世紀という歴史の重みがありました。 ただし、人類補完計画という大きな謎がシンジの父・碇ゲンドウのあくまで個人的な欲望からとしか判断できない内容は、普遍性がありません。 本作はシリーズ完結の物凄い作品ですが、傑作とは呼ぶことが出来ません。 以下、公式サイトから引用。 <作品データ> 劇場公開:2021年3月8日 制作年:2020 制作国:日本 内容時間:99分 <スタッフ> 企画・原作・脚本:庵野秀明 総作画監督:錦織敦史 作画監督:井関修一、金世俊、浅野直之、田中将賀、新井浩一 副監督:谷田部透湖、小松田大全 デザインワークス:山下いくと、渭原敏明、コヤマシゲト、安野モヨコ、高倉武史、渡部隆 CGIアートディレクター:小林浩康 2DCGIディレクター:座間香代子 CGI監督:鬼塚大輔 CGIアニメーションディレクター:松井祐亮 CGIモデリングディレクター:小林学 CGIテクニカルディレクター:鈴木貴志 CGIルックデヴディレクター:岩里昌則 動画検査:村田康人 色彩設計:菊地和子(Wish) 美術監督:串田達也(でほぎゃらりー) 撮影監督:福士享(T2 studio) 特技監督:山田豊徳 編集:辻田恵美 テーマソング:「One Last Kiss」宇多田ヒカル(ソニー・ミュージックレーベルズ) 音楽:鷺巣詩郎 音響効果:野口透 録音:住谷真 台詞演出:山田陽(サウンドチーム・ドンファン) 総監督助手:轟木一騎 制作統括プロデューサー:岡島隆敏 アニメーションプロデューサー:杉谷勇樹 設定制作:田中隼人 プリヴィズ制作:川島正規 制作:スタジオカラー 配給:東宝、東映、カラー 宣伝:カラー、東映 製作:カラー エグゼクティブ・プロデューサー:庵野秀明、緒方智幸 コンセプトアートディレクター:前田真宏 監督:鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏 総監督:庵野秀明 <キャスト> 声の出演: 緒方恵美、林原

ドラマ「青のSP(スクールポリス)ー学校内警察・嶋田隆平ー」[全10話](お薦め度★★)

学校内警察という先進的なテーマに挑戦したのは敬意を表したいものの、あまりに軸となる事件が現実離れしていてがっかりしました。 中学という設定での脚本は大変だと思うのですが、訳ありすぎて学校も生徒もリアリティを欠きました。 藤原竜也の制服姿の警察官が似合わないのも残念でしたし、沈着冷静なのに暴力的で暴言だらけというキャラクターは、ぎりアウトでしょう。ちょっと旧いかもです。 以下、番組サイトから引用。 <オンエア情報> フジテレビ、2021年1月12日~3月16日毎週火曜21時放送。 <スタッフ> 脚本:大石哲也、山岡潤平、小島聡一郎 音楽:菅野祐悟 主題歌:SHE’S「追い風」(ユニバーサル ミュージック) 原案:「スクールポリス」(ポプラ文庫) プロデューサー:河西秀幸、国本雅広、高橋史典 協力プロデューサー:阿部優香子(ジニアス) 演出:国本雅広、白川 士、高橋貴司 制作:カンテレ  <キャスト> 藤原竜也 真木よう子 山田裕貴 泉澤祐希 たくませいこ 渋谷謙人 智順 兒玉宣勝 金沢雅美 音尾琢真 石井正則 須賀健太 遠藤雄弥 明日海りお 峯村リエ 升毅 山口紗弥加 高橋克実 <イントロダクション> 「守ってやるが、容赦はしない」 「警察官×学園エンターテインメント」 異色のコラボ作品が誕生! 過激で毒舌!そして冷静沈着なスクールポリスが、 痛快に“悪”を成敗する! 学校内に警察官が常駐し、トラブル対応や予防活動を行う 「学校内警察(スクールポリス」制度。 この制度が試験導入されることとなった赤嶺中学校に、 主人公・嶋田隆平は自ら志願して配属される。 表向きは何の変哲もない公立校に見える赤嶺中学だが、 スクールポリス・嶋田の登場によって、 SNS、薬物、盗撮、さらにはマタハラやセクハラなど、 様々なトラブルがあぶり出されていくことに…。 法に触れれば、教師であろうが生徒であろうが容赦無く逮捕!? 常に冷静で毒舌な嶋田が、 校内にはびこる“悪”を痛快に成敗する! 警視庁捜査一課の敏腕刑事だった嶋田は、 なぜスクールポリスを志願したのか? 「確かめたかったからだ、この学校の生徒に守る価値があるのか…」 その言葉の意味が明らかになるとき、嶋田の目的、 そして赤嶺中学が抱える本当の闇が明らかになる!

ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」[全10話](お薦め度★★★★★)

  胸キュンで可愛らしい作品でした。 上白石萌音がとってもキュートでした。 彼女は本作のようなラブコメに非常に似合っています。 場面切り替えや本音トークを連発してテンポは抜群でした。脚本が優れていました。 しかし、最終話でトーンダウンして、菜々緒演じる編集長の復帰や退社が現実離れなエピソードに終始して、第9話まで素晴らしい展開だっただけにちょっと残念でした。 緊急事態宣言真っ只中でも、毎週元気を与えてくれる素敵なドラマでした。 以下、番組サイトから引用。 <オンエア情報> TBS、2021年1月12日〜3月16日毎週火曜22時放送。 <スタッフ> 脚本:田辺茂範 音楽:木村秀彬 プロデューサー:松本明子 主題歌:Kis-My-Ft2「Luv Bias」(avex trax) 演出:田中健太(『恋はつづくよどこまでも』)、石井康晴(『花より男子』シリーズ)、山本剛義( 『私の家政夫ナギサさん』 ) 編成:宮﨑真佐子 製作:TBSスパークル、TBS  <キャスト> 鈴木 奈未(すずき なみ):上白石萌音 宝来 麗子(ほうらい れいこ):菜々緒 宝来 潤之介(ほうらい じゅんのすけ):玉森裕太 中沢 涼太(なかざわ りょうた):間宮祥太朗 和泉 遥(いずみ はるか):久保田紗友 尾芦 一太(おあし いちた):亜生 (ミキ) 和田 和美(わだ かずみ):秋山ゆずき 加賀 栞(かが しおり):太田夢莉 高橋 麻美(たかはし あさみ):高橋メアリージュン 半田 進(はんだ すすむ):なだぎ武 日置 健也(ひおき けんや):犬飼貴丈 鈴木 義郎(すずき よしろう):橋爪 淳 鈴木 多未(すずき たみ):山之内すず 宝来 香織(ほうらい かおり):高橋ひとみ 宝来 勝之介(ほうらい かつのすけ):宇梶剛士 蓮見 理緒(はすみ りお):倉科カナ 宇賀神 慎一(うがじん しんいち):ユースケ・サンタマリア                 <イントロダクション> ファッション雑誌編集部を舞台に 上白石萌音が鬼編集長の雑用係に!? 超ドSな鬼上司を菜々緒 子犬系御曹司のカメラマンを玉森裕太 クールな敏腕編集者を間宮祥太朗が演じる 上白石が3人との初共演で送る 胸キュンお仕事&ラブコメディ!! 「人並みの幸せ」目指しちゃだめですか!? 「人並みでいい」なんて、逃げてるだけよ!! TBSでは2

映画『サスペリア(1977)』(お薦め度★)

  今更観る価値はありません。 遠い昔に一度だけ観ました。 ほとんど内容は覚えていませんでした。世界的に大ヒットしたので、もう少し筋の通ったストーリーかと思っていたのですが、全然です。 映画音楽と効果音、美術の色彩感覚が優れていたことを理解するものの、物語としては理解不能です。 怖いと感じたのは、ラスト辺りのワンシーンだけでした。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Suspiria 制作年:1977 制作国:イタリア 内容時間:99分 <スタッフ> 監督:ダリオ=アルジェント 製作総指揮:サルヴァトーレ=アルジェント 製作:クラウディオ=アルジェント 脚本:ダリオ=アルジェント、ダリア=ニコロディ 撮影:ルチアーノ=トヴォリ 音楽:ゴブリン、ダリオ=アルジェント <キャスト> スージー=バニオン:ジェシカ=ハーパー サラ:ステファニア=カッシーニ ミス=タナー:アリダ=ヴァリ ブランク夫人:ジョーン=ベネット マンデル:ウド=キアー ダニエル:フラヴィオ=ブッチ <イントロダクション> “決してひとりでは見ないでください--”1977年に日本公開され、大ヒットした伝説的サスペンスホラー。イタリアの鬼才D・アルジェント監督の“魔女3部作”第1弾。 2018年、ルカ・グァダニーノ監督にリメイクされた伝説的作品。先に掲げた名キャッチコピーは公開当時、流行語に。鮮烈な色彩、ゴブリンが参加した不気味なサウンド、過激演出が三位一体となって独自の緊張感を生み、今も語られることが多い逸品。1977年日本公開の洋画でベストテンに入るヒットを記録。影響で翌年、アルジェントによる1975年の無関係な作品が「サスペリアPART2」として日本公開。監督にとっては「インフェルノ」「サスペリア・テルザ 最後の魔女」に続く“魔女3部作”の第1弾に。 <作品内容> アメリカ人女性スージーはバレエを教えるドイツの一流校に入学。校舎に到着した夜、ある女性が何か言いながら消えていく姿を目撃する。直後、女性は何者かに殺される。入学したスージーは厳しいレッスンを受けるようになるが、体調に異変が起きて倒れたり、同じ寮で友人になったサラとともに怪しいうめき声や足音を聞くなど、異常な事態が続く。ついにある夜、サラは何者かに追われている気がして、寮の中をひとりで逃げるが……。 <鑑賞チャネル

映画『ファーストラヴ』(お薦め度★★★)

洗練されたサスペンスです。重みがありました。 法廷劇ながら、堤幸彦監督らしいシャープな映像とダイナミックな空撮による東京上空のカットが挿入され飽きさせない演出です。 予想していたよりもストレートで、救いのある物語でした。逆に言うとヒネリが無い内容でした。 犯人を演じた芳根京子が良い演技をしていました。 以下、公式サイトから引用。 <作品データ> 劇場公開日:2021年2月11日 制作年:2021 制作国:日本 内容時間:119分 <スタッフ> 監督:堤幸彦 原作:島本理生 脚本:浅野妙子 音楽:Antongiulio Frulio 主題歌・挿入歌:Uru <キャスト> 真壁由紀:北川景子 庵野迦葉:中村倫也 聖山環菜:芳根京子 聖山那雄人:板尾創路 小泉裕二:石田法嗣 賀川洋一:清清原翔 早苗:高岡早紀 聖山昭菜:木村佳乃 真壁我聞:窪塚洋介 <イントロダクション> あなたの<愛された記憶>を刺激する、禁断のサスペンス・ミステリー誕生!! その殺人犯は、あの頃の私と同じ目をしていた 第159回直木賞受賞ベストセラーサスペンス、衝撃の完全映画化! 「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説『ファーストラヴ』。予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの話題を呼び、これまで恩田陸『蜜蜂と遠雷』や東野圭吾『容疑者Xの献身』など数々の映像化話題作が受賞してきた第159回直木賞を受賞。累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなり、“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンス・ミステリーが日本映画界を代表するキャスト・スタッフで完全映画化。 主演を務めるのは、人を惹きつける芝居と端麗な容姿で幅広い層から絶大な支持を誇り、テレビドラマ「家売るオンナ」シリーズや映画『スマホを落としただけなのに』の大ヒットも記憶に新しい北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師(※)・真壁由紀を演じる。共演には中村倫也、芳根京子、窪塚洋介といった人気・実力ともにトップクラスの俳優陣のほか、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、清原翔、石田法嗣といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集い、迫真の演技で物語をよりリアルにエモーショナルに紡いでいく