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映画『レディ・オア・ノット』(お薦め度★★★★★)

  驚きのアイデアで着想が強力です。インパクトが抜群でした。 コメディ・サスペンスホラーながら、軽薄さはなく一流のエンタテインメントに仕上げた演出は見事でした。 ホラー作品に必要な美しさを備えたサマラ=ウィーヴィングが際立っていました。演技力も文句ありません。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Ready or Not 制作年:2019 制作国:アメリカ 内容時間:96分 <スタッフ> 監督:マット=ベティネッリ=オルピン、タイラー=ジレット 製作:トリップ=ヴィンソン、ブラッドリー=J=フィッシャーほか 脚本:ガイ=ビューシック、R=クリストファー=マーフィー 撮影:ブレット=ユトキーヴィッチ 音楽:ブライアン=タイラー <キャスト> グレース:サマラ=ウィーヴィング ダニエル:アダム=ブロディ アレックス:マーク=オブライエン トニー:ヘンリー=ツェーニー ベッキー:アンディ=マクダウェル エミリー:メラニー=スクロファーノ フィッチ:クリスチャン=ブルーン <イントロダクション> 大富豪一族の男性と結婚した花嫁が、新たな家族として認められるため、一族全員を相手にした命懸けのかくれんぼに挑む。コミカルにして残酷なサスペンスホラー。 「スリー・ビルボード」で注目され、「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」にも抜擢されたモデル出身のS・ウィーヴィングが、幸せの絶頂からたたき落とされていく花嫁役を熱演したサスペンスホラー。さる富豪一族の恋人と結婚することになったヒロインが、家族として認められるための伝統儀式を行なうことになるが、それは武器を持った一族たちから一晩逃げ延びるという“死のかくれんぼ”だった。広大な屋敷を舞台に繰り広げられるかくれんぼの行方、そして一族が必死になる儀式の謎が見どころだ。 <作品内容> 大富豪一族の青年アレックスと結婚し、幸せの絶頂にいたグレース。結婚式の夜、彼女は一族のしきたりとして、親族一同と何か一つゲームを行なうことになる。彼女が引き当てたゲームは“かくれんぼ”。広大な屋敷に隠れたグレースを親族たちが見つけるというものだった。ただの遊びと思っていたグレースだが、やがて親族がそれぞれ武器を手にし、本気で自分の命を狙っていることを知る。彼女は朝まで逃げ切ることができるのか……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

ドラマ「愛の不時着」[全16話](お薦め度★★★)

  お気に入りの女優ソン=イェジンが主演なので、絶対に観なければという使命感と、日本の20代女性がハマったという情報で、 Netflixに2020年11月に入会 して視聴しました。 全16話とありますが、1話当たり約80分の尺で、日本のドラマで換算するとざっくりと全30話くらいになるのではないでしょうか。ともかく1話が長くクライマックスが中盤と終わりにあるので日本ドラマのような感覚で鑑賞できませんでした。しかも、エピソード7までは感情移入が全く出来ずに忍耐をしいられました。日本ドラマだったらワンクールが終わっています。 後半に入って一気にドラマが動いて楽しめるようになります。胸がキュンキュンするシーンも多くなりやっと楽しめる次元になりました。 2003年からの韓流ブームで数多くの韓国映画や韓国ドラマを観てきましたが、本作はよく出来ており、進化しています。 リアリティがあり、サスペンス性が高く、コミカルなシーンも挿入して緩急を付けたテンポで後半は見事でした。 ソン=イェジンに出会ったのは17年前の 映画『ラブストーリー』 からで大ファンになり、 ドラマ「夏の香り」 で完全にハマってしまいました。以来彼女の映画は可能な限り観ています。 彼女の特徴はナチュラルな美しさと日本人が好む容姿や大きすぎない体型です。当時のソン=イェジンの”泣き顔”は天下一品で、右に出る女優はいませんでした。本作でも繰り返し泣くシーンが登場します。流石に若い頃と比べると後退したものの、30代後半になってもその美貌は色あせていません。再び脚光を浴びるだけのことはあります。 また、彼女の場合、相手役の男優を選ばないという演技力というか類まれな存在感でしょう。ヒョンビンとのカップルも文句無しでした。実生活において熱愛報道もあるようで話題性十分です。 日本の女性が本作にハマったのも頷けます。なんと2021年1月8日から東京、大阪、福岡、名古屋の4箇所で「愛の不時着展」が開催されています。 https://ainofujichakuten.com/ 全話のトータルは22時間34分です。ともかく長いのでもう一度観ることはないでしょう。ドラマ『夏の香り』は日本版2回、韓国版1回の鑑賞で熱狂していました。本作はソン=イェジンともに歳を取りました。 以下、番組サイトから引用。 <オンエア情報> Netflix、日本

ドラマ「DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャル」(お薦め度★★★)

  3年ぶりのSPドラマです。 作品性は過去最低です。 かなりしょぼい内容でいっそのことコメディに振ったほうが良いのではないでしょうか。もう「DOCTORS~最強の名医~」シリーズは先が無いようです。 3年前の ドラマ「DOCTORS 最強の名医 新春スペシャル」 レビューで予告した通り、本作で見納めしたいと思います。 以下、番組サイトから引用。 <オンエア情報> テレビ朝日、2021年1月10日月曜夜8時放送。新春ドラマスペシャル。 <スタッフ> 脚本:福田靖 音楽:林ゆうき ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日) チーフプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日) プロデューサー:都築歩(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ) 監督:本橋圭太 制作協力:アズバーズ 制作著作:テレビ朝日 <キャスト> 相良浩介:沢村一樹 森山卓:高嶋政伸 宮部佐知:比嘉愛未 相原亜美:黒川智花 田村戸紀子:宮地雅子 佐々井圭:正名僕蔵 渋谷翔子:滝沢沙織 瀬戸晃:浅利陽介 高泉賢也:敦士 千住義郎:斉藤陽一郎 段原保:尾崎右宗 吉川みずき:阿南敦子 花村玲子:石田ひかり 平賀洋二:橋本じゅん 乾丈太郎:野間口徹 アンジェロ田中:飯尾和樹 三田沢和久:吉田鋼太郎 桃井正一:小野武彦 森山日美子:松坂慶子 皆川和枝:伊藤蘭 堂上たまき:野際陽子 <イントロダクション> 『DOCTORS』が帰ってくる! 沢村一樹演じるスゴ腕外科医相良浩介が2021年新春に復活! 高嶋政伸演じる森山院長も創立100周年に向けウキウキで準備中… 赤字続きの堂上総合病院 これは、またまた波乱の予感…!? 普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせる医師・相良浩介。沢村一樹主演の人気医療ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』が、2021年新春に、3年ぶりとなる復活を遂げます!

映画『仮面病棟』(お薦め度★★★★★)

  素晴らしいサスペンスでした。 超一級です。全編ゾクゾクさせられました。 W主演の 坂口健太郎と永野芽郁が二人共に良かったです。 クライマックスでは、泣きました。 まさか、映画『 屍人荘の殺人 』の監督だったとは、、、 ジャンルが違うとこれほど違うのですね。驚きました。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 制作年:2020 制作国:日本 内容時間:115分 <スタッフ> 監督:木村ひさし 脚本:知念実希人、木村ひさし 撮影:葛西誉仁 音楽:やまだ豊 <キャスト> 速水秀悟:坂口健太郎 川崎瞳:永野芽郁 佐々木香:内田理央 東野良子:江口のりこ 菜緒:朝倉あき 角倉:丸山智己 小堺司:大谷亮平 田所三郎:高嶋政伸 <イントロダクション> 坂口健太郎と永野芽郁がW主演したサスペンスミステリー。先輩医師に頼まれ一夜限りの当直に入った青年医師。だが、病院をピエロ姿の凶悪犯が占拠し、恐怖の一夜が始まる。 現役の医師でもある知念実希人の同名小説を、映画「屍人荘の殺人」やTBS系ドラマ「 99.9-刑事専門弁護士- 」など、数多くの作品を手掛けた木村ひさし監督が映画化。細かなギャグをちりばめて笑わせるのが得意な木村監督だが、今作はお遊びを封印したシリアスモード。坂口演じる医師・速水と永野演じる大学生・瞳が、病院というワンシチュエーションの中、ピエロ姿の犯人と駆け引きを繰り広げながら病院に隠された謎を解くミステリーで、後半から終盤にかけての予想を裏切る怒涛の展開にびっくりさせられる。 <作品内容> 青年医師の速水は先輩医師の小堺に頼まれ、田所病院で一夜限りの当直を引き受ける。だが近所のコンビニで強盗事件を起こしたピエロ姿の犯人が病院を占拠し、犯人は自分が撃って負傷させた女子大学生・瞳の治療を速水に要求する。さらに犯人は速水や瞳、院長の田所、看護師の良子と香を人質に取って籠城を開始。速水と瞳は病院からの脱出を模索するが、一方で警察への通報をかたくなに拒否する田所たちの態度に不審を抱き……。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『殺人鬼を飼う女』(お薦め度★★)

  なかなかエロいです。 タイトルから、社会派サスペンスと思っていたのですが、実際はエロティック・サイコホラー作品でした。 脚本が甘いですね。 主人公の女性を救おうとする男の行動が理解不能です。まあ、ホラーなので何でもありとは思うのですが、いろいろとリアリティが必要でした。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 制作年:2019 制作国:日本 内容時間:83分 <スタッフ> 監督:中田秀夫 脚本:吉田香織 撮影:月永雄太 音楽:坂本秀一 <キャスト> 櫻木京子:飛鳥凛 直美:大島正華 ゆかり:松山愛里 ハル:中谷仁美 田島冬樹:水橋研二 櫻木友香里:根岸季衣 <イントロダクション> 大石圭のホラー小説を中田秀夫監督が映画化したサスペンスホラー。幼いころの虐待がもとで4つの人格を持つようになった女性。彼女が恋をしたことから恐るべき事態が……。 “ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の1本「ホワイトリリー」の中田監督(「 リング 」「 貞子 」)と主演の飛鳥凛が再びタッグを結成。飛鳥演じる京子が持つ別の人格を、大島正華、松山愛里、中谷仁美がそれぞれ演じ分けて京子の心の中を表現。同じラブシーンでも飛鳥のときもあれば別の女優のときもあるといった巧みな見せ方をする中田監督の演出が光る。なんといっても白眉は、京子にまとわり付いてじわじわと苦しめる母親・友香里役のベテラン根岸季衣で、強烈なインパクトで怪演。みごとに場面をさらう。 <作品内容> ビストロで働く美しいギャルソンの京子は、幼いころに義父から性的虐待を受け続けたことから複数の人格が潜み、それぞれの人格と折り合いを付けながら暮らしていた。一方、その母親・友香里は若いころから異性との関係に奔放で、年下の恋人がいながら娘の職場にまで金をたかりに来て娘をさらに苦しめる。これらを背景に異性を好きになることがなかった京子だが、マンションの隣人が憧れの小説家・田島だと知って恋心を抱き始める。 <鑑賞チャネル> WOWOW

映画『極秘部隊シャドウ・ウルフ』(お薦め度★)

  久しぶりにダメダメな作品です。 まず脚本が駄目です。何を描いているのかわかりません。麻薬戦争なのか国家転覆のテロなのか焦点が絞れません。アクションも貧相で演出もリアリティが皆無でした。 だいたい、老人となったグレアム=グリーンが精鋭チームという設定が破綻しています。しかも家族に対する防御力が無いなんてバカバカしくて観てられません。 自身で制作から監督、脚本をしたら誰も止められないですね。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Shadow Wolves 制作年:2019 制作国:アメリカ・イギリス 内容時間(字幕版):95分 <スタッフ> 監督・製作・脚本:マッケイ=デインズ 撮影:ユースト=ファン=スターレンバーグ 音楽:リー=サンダース <キャスト> ブランソン大佐:トーマス=ギブソン ナバヘ:グレアム=グリーン ミルトンサイモン部長:ルイーズ=ロンバード エリック=ショー:コディ=ウォーカー シャイアン:タマラ=フェルドマン ホース:アンドリュー=グレイ カーン:ソル=ランダーマン <イントロダクション> 小型核兵器によるテロを阻止せよ! ネイティブアメリカンの子孫で構成された最強の極秘部隊“シャドウ・ウルフ”がISISと死闘を展開するコンバットアクション。 ナバホ族の血を引くリーダーをはじめ、ネイティブアメリカンの子孫たちによるNSA(アメリカ国家安全保障局)所属の極秘精鋭チーム、“シャドウ・ウルフ”の活躍を描いたコンバットアクション。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のネイティブアメリカン俳優G・グリーンが長老的なリーダー役を演じたほか、共演は海外ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のT・ギブソン、故ポール・ウォーカーを兄に持つコディ・ウォーカーなど。隊員たちの緻密な連携プレーと、連続する激しい戦闘場面が見どころ。 <作品内容> NSA(アメリカ国家安全保障局)のブランソン大佐は、過激派組織ISISの国際テロリストであるカーンが米国内に小型核兵器を運び込もうとしているという情報をつかむ。大佐は敏腕エージェントのショーをアリゾナ国境地帯へ派遣し、ネイティブアメリカンの子孫で構成された最強の極秘部隊“シャドウ・ウルフ”と合流させる。ショーはナバホ族の血を引くナバヘ率いるシャドウ・ウルフとともに、カーンとの戦いに臨むのだが……。

映画『ブラック・ウィドウ~裏切りの代償~』(お薦め度★★★★★)

ともかく凄いです。 オランダ映画は馴染みがありませんが、欧州映画の中において底知れない実力を感じます。 クライム・サスペンスとしていろいろなパターンを観ていますが、本作のような壮大で展開が読めない設定には感嘆しかありません。 5シーズン放送されたドラマの完結編となる劇場版とのことですが、本作だけで理解できる非常に内容の濃い脚本です。 全く読めない感動のラストは最先端の新しさを感じます。 本国オランダで大ヒットしたのは納得できます。 それを紹介してくれるWOWOWは本当にありがたいです。 以下、WOWOWオンラインから引用。 <作品データ> 原題:Penoza: The Final Chapter 制作年:2019 制作国:オランダ 内容時間:121分 <スタッフ> 監督:ディーデリク=ヴァン=ローイェン 製作:カヤ=ヴォルファース、ロナルド=フェルステーフ、サビーヌ=ブライアン 脚本:ディーデリク=ヴァン=ローイェン 撮影:ウィレム= ヘルウィッグ 音楽:バルト=ヴェスターラーケン <キャスト> カルメン/マリア:モニク=ヘンドリックス ルース:ニエル=ゴンパルツ ナタリー(ナット):シグリッド=テン=ナペル ボリス:スタイン=タヴェルネ ルター:レイモント=ティリ ジム=リーフラング:ハヨ=ブロウンズ ガブリエル:アルマンド=デル=リオ <イントロダクション> カナダの田舎町で逮捕された女。その正体は、死んだと思われていたオランダマフィアの女ボス“ブラック・ウィドウ”だった。本国オランダで大ヒットした犯罪アクション。 オランダで2010年から2017年にわたり、5シーズンが放送された人気犯罪ドラマ「Penoza(原題)」の完結編となる劇場版。息子や娘たちを守るため、死亡を装ってカナダへと逃れていたオランダマフィアの女ボス“ブラック・ウィドウ”が、思わぬ事件から正体が発覚し、母国へと送還されることに。やがて裏社会では彼女の帰還をめぐり、再び不穏な空気が流れだし……。TVシリーズを受けての劇場版ではあるが、回想シーンを交えて大まかな状況や人間関係が説明され、単独でも楽しめる作品となっている。 <作品内容> カナダの田舎町。ウエートレスのマリアは、元夫からDVを受けている同僚を助けるため殺人を犯し、逮捕された。程なく、彼女の正体が死んだと思われていたオランダマフィアの女