映画『二重生活(2016)』(お薦め度★★★)

意外と面白い作品です。

邦画にしては、中身の濃さが際立ちました。


論文のために尾行という方法を用いて、自らがのめり込んでいく様はなかなかのサスペンスでした。


門脇麦が難しい役どころを、見事に演じ切っていました。


以下、WOWOWオンラインから引用。


<作品データ> 

制作年:2016

制作国:日本

内容時間:127分


<スタッフ>

監督・脚本・編集:岸善幸

撮影:夏海光造

音楽:岩代太郎


<キャスト>

白石珠:門脇麦

石坂史郎:長谷川博己

鈴木卓也:菅田将暉

篠原弘:リリー・フランキー

石坂の妻:河井青葉

石坂の愛人:篠原ゆき子

マンションの管理人:烏丸せつこ

劇団員:西田尚美


<イントロダクション>

長谷川博己が変幻自在の演技で、門脇麦と演技合戦を繰り広げるミステリードラマ。論文を書くため、理由なき尾行を始めた女子大学院生が、いつしかそれにのめり込んでいく。


小池真理子の同名小説を、NHKで放送された「開拓者たち」「ラジオ」を手掛けた岸義幸監督が、脚本と編集も兼任して映画化。門脇演じる女子大学院生の珠が、長谷川演じる編集者の石坂の尾行を始めてからの展開がスリリングで、まるでアルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」など、優れたサスペンスを見ているような感覚を味わえる。ある秘密が終盤で明らかになる仕掛けなど、随所に施された凝った演出も見ものだ。珠を尾行という行為に誘う大学教授・篠原役に扮したリリー・フランキーの存在感もすばらしい。


<作品内容>

大学院で哲学を学ぶ珠はゲームデザイナーの卓也と同棲し、平和な日々を送っていた。ある日、珠は教授の篠原から、論文の題材として“哲学的尾行”の実行を持ち掛けられる。論文のためとはいえ、“理由なき尾行”を行なうことになった珠は、試しに近所の家に暮らす編集者の石坂をターゲットに選ぶ。尾行の中で、妻や娘想いだと思っていた石坂の意外な一面を見た珠は胸の高まりを感じ、いつしか尾行という行為にのめり込んでいく。


<鑑賞チャネル>

WOWOW


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