映画『一週間フレンズ。』(お薦め度★★★★)

泣きました。

学園ものとしてすこぶる良い作品です。


山崎賢人が良い役者だということを実感しました。今まであまり演技力がある俳優とは思っていなかったのですが、本作の二枚目半の高校生を見事に演じていました。人気があるのは当然ですね。


共演する俳優陣がまた格別でした。親友を演じた松尾太陽の存在感と主人公との距離感は抜群で、幼馴染のクラスメート役の高橋春織の包容力も強く印象に残りました。ドラマ「全裸監督」で一躍大ブレイクした森田望智も、嫌味なクラスメートとして登場しています。


村上正典監督作は映画『電車男』以来です。終盤での伏線の回収の仕方は見事でした。力量のある監督なのに本作で4作目と作品数が少ないのは意外でした。


以下、WOWOWオンラインから引用。


<作品データ> 

制作年:2017

制作国:日本

内容時間:121分


<スタッフ>

監督:村上正典

脚本:泉澤陽子

撮影:藤本信成

音楽:やまだ豊


<キャスト>

藤宮香織:川口春奈

長谷祐樹:山崎賢人

桐生将吾:松尾太陽

九条一:上杉柊平

山岸沙希:高橋春織

フミ:伊藤沙莉

井上先生:戸次重幸


<イントロダクション>

葉月抹茶のコミックを映画化、切ない恋を爽やかに描いた青春ラブストーリー。友達に関する記憶を1週間で無くしてしまうヒロインと、彼女を想い続ける男子の恋の行方は?


アニメ化や舞台化もされた葉月抹茶のコミックを、2008年の「赤い糸」以来、4本目の劇場監督作となる村上正典が実写映画化。はかなげなたたずまいと表情を見せる役どころの川口春奈と、記憶障害のある彼女に対して笑顔で向き合おうとする役の山崎賢人。ドキドキする恋の楽しさと、心が苦しくなる切なさを体現する2人の好演が光る。物語展開のポイントで登場する伊藤沙莉、戸次重幸といった脇役陣のリリーフぶりもいい。山崎演じる祐樹が漫画好きで、図書室から借りた本に描くパラパラ漫画の使い方も実に巧みだ。


<作品内容>

高校2年生の祐樹はいつもひとりでいる同級生、香織に心を惹かれるように。ある日、祐樹は思い切って香織に“友達になってください”と声を掛けるが、彼女から断わられてしまう。実は彼女には“友人のことを1週間で忘れてしまう”という記憶障害があり、これまで友人を作ることを拒み続けていた。それでも諦め切れない祐樹は彼女のそばにいたいと願い、香織と交換日記を始めて、彼女との距離を縮めようとするが……。


<鑑賞チャネル>

WOWOW


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